梅雨ももうすぐ終わりそうな2014年7月21日、朝4時に起きて天気予報を見ると微妙な天気…
ダイナでツーリングに行こうと思ってたのに…
出かけるにしてもどこかしらで雨に降られそうな予感。連休最終日はおとなしくバイクいじりでもするか…
悶々としながら悩んでいたけれど、降ったら降ったでどうにでもなれ!ってことで、午前8時出発です。
今回のルートは、秩父 → 十石峠 → メルヘン街道(国道299号) → 国道152号 → 浜松 → 新東名で帰宅 の予定です。
出発が遅かったのですが首都高、外環、関越とも混んでいません。
途中、高坂SAで休憩。いつもは空いていたバイク駐車場はほぼ満車です。すぐ隣の4輪車用スペースに停めてトイレへ。
しかし、と言うかやっぱり、と言うかハーレー多いですね。
トイレから戻ったらすぐに出発したのですが、本線に向かう通路がまさかの渋滞。他のバイクはどんどんすり抜けしてましたが自分はおとなしく並んでました。
10分くらい並んだでしょうか。やっと渋滞エリアを抜けて本線車線へ合流することができました。本線は全く混んでいません。
法定速度前後で快適に走れました。今のマフラーは北米マフラー触媒付に30mmパンチアウトしたものなんですが、アクセルを開けて加速していく時の音が心地良いです。
関越を花園ICで降りてR140を秩父・長瀞方面へ進みます。朝ゆっくりしていたおかげで、このまま行くと豚みそ丼の野さかの開店ちょっと前に到着できそうな感じ。
迷うことなく豚みそ丼を食うことに決定。w
R140は交通量がやや多めでしたが順調に進み、10時40分に野さかに到着しました。駐車場にはまだ余裕があるものの、すでに行列ができていました。ちなみに、開店時間は休日は11時30分です。
開店時間から程なくして案内されました。
豚みそ丼の肉はバラとロースの2種類あります。自分は肉の脂が苦手なのでいつもロースを頼みます。
今回は大盛り、ネギだくにトッピングのワサビを頼みました。
ネギだくのわりにネギが少なく見えますが、肉の下にたっぷりと隠れています。
こんがり焼けた豚肉とワサビが意外にマッチして、ピリッと美味かったです。これはおススメですよ。時折鼻にツーンと来るものがありますが。
5月の連休の時にも来たのですが、やっぱり豚みそ丼は美味いですね。
そういえばバイクを置いているそばに、同じクールブルーパールのFXDLが停まっていました。2011年モデルのこの色を自分以外で見るのは初めてだったのでなんだか新鮮でした。
腹も満たされたので出発します。R299を群馬方面に進んで十石峠を越えます。
途中の志賀坂峠は路面も良く好きな道の一つです。志賀坂トンネルを抜けると秘境グンマーに入ります。
しばらく峠道を走ると、少し開けた場所に出て、そこに道の駅上野があります。
そこで休憩がてら、前から気になっていたみそソフトなるものを食ってみることにしました。
食べてみると少ししょっぱくて、あまり味噌って感じはしませんでした。正直、他のにすればよかったと思いました。名物に美味い物なし!
水分を補給してから出発しました。R299は途中で通行止めになっているので、迂回路の矢弓沢林道経由で十石峠を目指します。
舗装林道ですが、路面が悪く砂利も浮いていて結構気を使いました。
林道が終わるとR299に合流するので左に進み、しばらく走ると十石峠に到着しました。ここには他のバイク乗りの集団がマッタリしていたのでパス。
メルヘン街道を目指します。
R299を進むとR141にぶつかるので左折します。少し走るとメルヘン街道の入り口があります。メルヘン街道もR299です。
メルヘン街道は路面が良好で、コーナリング速度も適度なカーブが多くて好きな道です。
実は先日、Exigeで来た際に溝のなくなったタイヤで調子に乗って攻めていたらスピンしましたw
クルマが無事でよかったです。
メルヘン街道は道路脇に標高を示す看板が随所にあり、どんどん高度を上げているのがわかります。それに比例して気温も下がっていき、春秋ジャケットでとても快適に走ることができました。
メルヘン街道最高地点の麦草峠は、私の若いころは国道標高最高地点だったんですよね。車の免許取り立てのころにドライブで通ったことがあります。
麦草峠を越え、山を下りるとメルヘン街道はR152になります。諏訪からR152杖突街道になるので伊那方面に進みます。
実は、浜松でウナギをたらふく食う算段だったのですが、このままR152を進むと閉店時間までに間に合わない可能性が非常に高くなってきました。
秩父で豚みそ丼にうつつを抜かしているうちに時間をロスしてしまったのです。どうしようか迷ったのですが、道の駅アルプスむら長谷まで行ってから
考えることにしました。
というわけで、道の駅アルプスむら長谷に到着してしまいました。この時点で17時前。ここから浜松まではおよそ4時間かかります。どう考えてもウナギには間に合わないどころか、家に帰るのが真夜中になってしまう計算です。
色々考えました。
1.進路を駒ケ根に向けてガロでソースかつ丼を食って帰る
2.伊那でローメンを食って帰る
3.駒ケ根ICからそのまま帰る
4.やっぱりR152で浜松まで行く
考えた結果、
1.豚みそ丼のおかげでガロのソースかつ丼はまだ苦しいです
2.ローメンの店を探すのが面倒だ
3.ここまで来てそのまま帰るのは惜しい
4.覚悟が必要です
で、結局、4の浜松に突撃することに決めました。
ここまで来てやめるのはあまりにも惜しいし、R152はぜひバイクで走っておきたかったのです。
17時過ぎ、道の駅を出発しました。もう帰りが遅くなろうが構わないことにしました。ウナギもあきらめました。
道の駅を出発すると、しばらく2車線の快走路です。車もいなくて貸し切り状態。気温もちょうどよく、バイクに乗っていてよかったなと思いました。
しばらくすると道幅が狭くなり、クネクネした峠道になります。峠道を自分なりに考えながら走っていると、分杭峠に着きました。
分杭峠はゼロ磁場のパワースポットとして有名らしく、周辺に路駐する車が後を絶たなかったため門番を配置して駐車禁止になっています。
ところが、その門番は17時を過ぎると帰ってしまうため、数台の車とバイクが停まっていました。自分もバイクを停めて少しうろついてみました。
ゼロ磁場ということだったので、ホントだろか?と興味本位でスマホのアプリで磁場を計測してみると、普通に磁場はありましたよ。どの辺がゼロ磁場何だろうか…
分杭峠を後にして、さらに進むと、道幅が広くなったり狭くなったりしながら、地蔵峠に着きました。
峠に着く直前、鹿の親子が道路に出てきており、近づくと逃げてしまいました。まだ明るい時間なのに珍しいですね。
地図によると、ここから先はR152未開通区間をつなぐ蛇洞林道です。道の雰囲気は特に変わりなく、狭い峠道だったのですが、突然未舗装区間が現れました。
ダイナは重量が310㎏もあるため、砂とか砂利とかが苦手です。コントロールできる気がしません。なので、歩くような速度でなんとかクリアしました。
蛇洞林道からR152に復帰すると、しばらく快走路が続きました。と言ってもそんなに長くは続かないのですが…
標識に従って進むと、R152はヒョー越林道に分岐します。長野と静岡の県境の兵越峠がある林道です。相変わらず狭いです。
おまけに、空模様がかなりヤバくなってきました。今にも降り出しそうです。霧も出てきてなんだか最悪な気分。遠くで雷鳴も聞こえますorz
兵越峠には19時30分ころ到着したのですが、空はまだ薄明るかったです。道路は廻りの木々のおかげでかなり暗かったですが。
この峠は国境の立札があって、長野勢と静岡勢は毎年綱引きをして国境を決めているそうです。
この国境は行政の区分けではない、との立札もありました。
この峠を越えると、静岡県です。
ヒョー越林道からR152に復帰するころには辺りはすっかり暗くなっていました。街灯などはもちろんなく、ダイナの貧弱なヘッドライトでは少々不安です。
相変わらず霧が出ていてペースも上げられないし、雨が降ったのか路面がウェットになってしまいました。ヘッドライトに向かってくる虫の数もハンパじゃなかったです。
ウィンドスクリーン装着してきてよかった。
以前、Exigeで来たときはまだ早い時間だったので、R152の天竜川沿いのルートは結構交通量が多かったのですが、20時を過ぎた今となってはクルマはほとんどいませんでした。
暗い道をひたすら走って、道の駅花桃の里で休憩しました。当然、とっくに閉店していて誰もいませんでした。トイレに寄ってすぐに出発です。
茅野のあたりで給油してからというもの、営業しているスタンドもコンビニもありませんでした。航続距離の短いバイクは要注意です。200km以上無給油で走れないと辛いでしょう。
ガソリン価格高騰のおり、高速道路で給油することはなるべく避けたかったので、浜松浜北IC付近でスタンドを探すことにしました。ICに到着するまでは営業しているスタンドはなかったのでICを通り過ぎてスタンドを探します。
少し直進すると、反対車線にセルフのスタンドがあったので早速入りました。何台か並んでいたので後ろに並んだのですが、ブースが開いた途端に後から来た車が速攻で割り込んできました。1台だけじゃなく、何台も。浜松って、こういうDQNな土地柄なんですかね?
何とか給油することができましたが、酷道を走ってきたからか燃費は悪目でした。
来た道を少し戻り、浜松浜北ICから新東名で東京を目指します。
途中、静岡SAで夕食がてら休憩にしました。
ウナギが食えなかったので、何となく海鮮系にしてみました。これはこれで美味かったです。
食い終わる頃、SA内の食事を提供する店はほとんど閉店してしまいました。タイミング的にギリギリでした。
SAの交通情報掲示板では、この先雨と出ていました。が、飯を食って時間をつぶしているうちに雨の情報はなくなっていたので、心配でしたが雨具はなしで行くことにしました。
出発してすぐに路面が濡れてきましたが、雨は降りませんでした。ラッキー。
その後、秦野中井から渋滞30kmの情報が出ていましたが、もう23時過ぎだし何とかなるだろうと思って走りました。
案の定、交通量は多めでしたが流れが停まってしまうほどの渋滞には巻き込まれずに東京ICまでたどり着くことができました。
ところが最後の最後、首都高でまさかの工事渋滞にはまります。首都圏の休日の帰りは渋滞にハマる義務があるようです。
数百mの渋滞でしたが、朝から快適に走ってきただけにかなり萎えました。
やっとの思いで家にたどり着き、バイクを仕舞ったのが午前1時でした。明日は仕事にならないことが確定です。
ウナギが食えなかったのが心残りでしたが、おおむね満足なツーリングとなりました。次はウナギが食えるように早く出発することにします。
本日の走行距離:743.7km