2年ほど前、我が家のExigeのエアコンが効かなくなりました。エアコンスイッチを押してもリレーの「カチッ」という音がせずにコンプレッサーも動かない始末。莫大な修理費用を覚悟の上でショップに相談したのですが、とりあえずガスチャージで様子を見ましょう、ということになりチャージしてもらいました。
すると、コンプレッサーが回り出してキンキンに冷えた風が出てくるようになりました。修理費用も数千円しかかからず、大喜びしていたのでした。
先日、久しぶりにExigeに乗る機会があり、暑かったのでエアコンのスイッチを入れてみたのですが2年前と同様、リレーの音もしないしコンプレッサーも動かなくなっていました。またガスが漏れてしまっているようです。
ショップからは、本格修理にはかなりお金が掛かるし、ガスチャージで効くようになるなら騙し騙し乗り切ったほうが安あがりだと教えていただきました。
そこで、今回はネットで調べた上でDIYでガスチャージに挑戦してみることにしました。
必要なモノを揃える
まず、必要なものを揃えます。モノタロウでガスとチャージングホースを注文しました。ついでに、エアコンオイルも購入してみました。少しでもエアコンによる負荷を減らそうと思ったのです。ワコーズの製品もあったのですが高価だったので、とりあえず安いオイルで試してみようと思ったのです。ガスは200gを2缶用意しました。

ガスチャージポートにアクセス

S2のElise、Exige(トヨタエンジン)の場合、車体右側のエアスクープの中にチャージ用のポートがあります。
ボルトを3つ外せば簡単に取り外すことができました。

中を覗くと、高圧ポートと低圧ポートが見えます。

手前が低圧ポート、奥が高圧ポートです。サイトグラスなんていう洒落た物はなく、チャージするなら真空引きしてネ、と言わんばかりです。国産車ですと高圧側には「H」、低圧側には「L」の文字が書いてあるそうなんですが、そんなものもありませんでした。物理的に大きさが違うので間違えることはないでしょう。
チャージングホースの準備と接続
チャージングホースに缶を取り付けます。バルブは缶に穴が開かないように全開にしておきます。今回はオイルからチャージしてみることにしましたので、オイル缶を接続しました。

エアパージを行う
まだ缶に穴が開いていないのでガスはチャージされません。ポートと缶の間に空気が残っているため、それを放出してホース内をガスで満たす必要があります。これをエアパージというらしいです。上の画像の通り接続したら、バルブを締めて缶に穴を開け、缶を少しずつ緩めて「シュッ」という音がしたらまた締めます。これで空気が抜けるそうです。
製品不良によりエアパージ失敗w
なんかホースを持っている手が濡れている感じがしたのでよくよく確認してみると、ホースのジョイントが緩んでおり、そこからエアコンがすとオイルがダダ漏れになっていました。おかげでExigeのエアコン配管の中は空気で満たされてしまいましたwww
まあ、確認しなかった自分がいけなかったんですけどね。ありがとうモノタロウ!
こうなればもうヤケクソ
エアコンでは絶対にやってはいけないと思われるエアの混入をやってしまったからにはもうヤケクソです。

ガス缶2本をさっさと注入!振りながら入れると入りやすいです。注意点としては、
・エンジンをかける
・エアコンON
・風量全開
です。
冷風が出てきた!
ガスを2本注入したら、吹き出し口から冷風が出てきました!感覚的にはもう1本くらい行けそうな気もしなくはないですが、缶を2本しか買ってないのと入れ過ぎはエアコンがパンクしてしまうらしいのでこれで様子を見ようかと思います。
これで夏を乗り切る
冷風も出てくるようになったので、夏を乗り切れそうです。効きが弱いようだったらまたチャージしてみようと思います。
最後になりましたが、この記事を参考にしてガスチャージした如何なる結果に対しても責任は持てませんので、全て自己責任作業してくださいね。