ツインリンクもてぎに行ってきました。
主な目的は子供を初めてのキャンプに参加させるためだったのですが、土曜に連れていき親は子供を残して帰宅し、翌日迎えに行きました。
迎えには朝から行ったのですが、子供が遊んでいる姿を影から見て、楽しそうにしていたのでおおむね満足でした。
その後、キャンプ解散まで時間があったのでファンファンラボという建物で時間をつぶすことにしました。
そこではちょうど80年代~90年代のレーサーレプリカ展が開催されていて、かなり懐かしい気分になりました。
似たようなイベントを去年もやっていたので、定期的に開催してるんですかね?
まず目に留まったのは89NSR250Rです。
このバイクはSPといって特別仕様なのですが、自分はノーマルバージョンの青白カラーのヤツに乗っていました。高校生の頃です。
跨ることができたので跨ってみました。コンパクトなポジションです。納車されて初めて乗ったときは尻が不自然な位高い位置にあると感じたのですが、散々乗り回したのでさすがに違和感は感じませんでした。
本田宗一郎が亡くなってからホンダは非情なまでに部品を出さなくなったので旧車の維持は大変になってしまったようですが、このNSRは是非また乗ってみたいです。
隣にあったのは88NSR250R SPです。
こちらはキットパーツ組まれているのでしょうかね。スイングアームが違います。Fフェンダーとチャンバーもノーマルではありませんでした。保安部品はついているのですが。
初期型はカタログ値45psを大幅に超える60ps程出て問題になったようですね。当時のホンダはハジケてますね!
実際、直線で89NSRと勝負すると88のほうが伸びで勝っていました。全開にしているのに離されるのは悔しかったです。
NSRのライバルとしてヤマハが投入したのですが、絶対性能でいまいち振るわなかったTZR250です。
絶対的な速さよりもコントロールのしやすさがヤマハらしいですね。
初期型1KTの派生モデル、マルボロカラーの2AWですね。高校生の頃、夏の学校帰りに街で走っているのを見かけてカッコいいなーと思ったのが印象に残っています。
そんな印象を引きずってか、これがモデルチェンジした88年式(2XT)は手に入れてフルオーバーホールして現在ガレージで不動車となっていますw
もはや伝説になっているといっても過言ではないでしょう。NR750です。当時価格で520万円!
エンジンが特殊で、なんとピストンが楕円形状です。V型4気筒ですが、2気筒をつなげて楕円にしたようなものですから、実質V8ですかね?32VALVEと誇らしげに書いてありました。
上野のバイク街が健在だったころ、バイク便仕様のNRが上野のバイク街によく出没していたようですね。ずいぶんバブリーなバイク便ですね。
一生のうち一度は乗ってみたいものです。
こちらはNS400Rです。NSRが登場する前の世代のバイクですね。しかし私が高校生の頃(中学だったかな)は現役で新車が売ってました。V型3気筒です。
中学生の頃に突然バイクに興味を持つようになり、初めて欲しいと思ったバイクがこのNS400Rです。バリバリ伝説の巨摩 郡も乗ってましたね。ロスマンズカラーが素敵です。
2スト400というのがシビレますね。NS400Rには乗ったことないのですが、400Γには乗ったことがありまして、2スト250や4スト400とは異次元の加速でした。でも下からトルクがあって乗りやすかったのを覚えています。ノーマルチャンバーのカラカラという音が特徴的でした。
出ました、VFR400Rプロアーム!あえてNC24です。NC30ではありません。
このロスマンズカラーは特別色ですが、印象に残っているのは赤・白・青のトリコロールカラー、または黒・赤・青のヤツ。NS400Rの次に欲しくなったバイクです。
カムギヤトレーンでエンジン音がヒュンヒュンいって、掃除機みたいでした。友人が乗っていたので乗せてもらったところ、4ストのエンブレの強烈さにビビりました。NSRのつもりでコーナーに侵入すると遥か手前で減速してしまいました。右手とエンジンが繋がっているような感覚のフィーリングでした。
ホンダは他メーカーに容赦ないですね。ヤマハFZR400がフルバンク停車していましたw
まあ、これは実際にバンクしたオートバイに跨る体験用にこうなっていただけなんですが。NSRに乗ってた頃はこれよりもバンクさせてた気がします。もうできませんね。
スズキのGAGもフルバンク停車www 決して自分の所のバイクでやろうとしないホンダwww
NSR50も歴代のモデルが展示してありました。
このNSR50、ホントに速くて、高校に入って免許を取る前に初めて購入してしばらく無免許(!)で乗り回したヤマハYSR80で追いつけませんでした。
当時のバイク業界は活気があってよかったですね。毎年モデルチェンジ合戦。新車で買っても翌年には型落ちです。でもだれもそんなこと気にしてませんでした。
それどころかどんどん高性能化するバイクにワクワクしていました。
それと2ストのモデルが充実していて、今から思えば夢のような時代でしたね。2ストがなくなってしまったのは本当に残念です。Bimotaが500V-dueを発表した時は2ストの未来が見えた気がしたのですが、残念ながら失敗作、それも会社が倒産するほどの失敗となってしまいました。今でも時々思うんですよ。ちゃんと走るキャブ仕様のV-dueがあったら欲しいなと。2ストの弾けるような排気音はたまりませんね。
私のようなレプリカ世代は、2輪車通行止めの道路を沢山作ってしまった罪深い世代ですが、そんな世代の人が最近はリターンライダーとしてバイクに再び乗るようになっているらしいですね。
無理のきかない年代になっているので、無理せずにバイクを楽しめればいいんじゃないかと思います。そして昔程とはいかなくても、バイク業界が活性化すればいいと思っています。
おまけ。展示してあった現役600レーサーのブレーキパッドピンのワイヤリングです。
なんと、クリップをタイラップで止めているだけです。キャリパー裏側はワイヤーを通してネジってあるだけ。とてもシンプルかつ合理的ですね。