【ハーレー】ダイナのオイル交換 MOTUL300V

前回、オイルを仕入れたことについて書きましたが、本日オイル交換を決行しましたのでそれについて書きたいと思います。
MOTUL 300V

まず初めに、今回のオイル交換の方法、データなどは2011年モデルのダイナに関するものです。おそらく2007年~2014年モデルまで同じではないかと思われますが、可能であればサービスマニュアルやパーツリストで確認することをお勧めします。

前回は車検時に、エンジン、ミッション、プライマリーともハーレーのSYN3に交換しています。
約39,000kmでした。

今回は本格的な夏を迎えたのと、自分で交換してみたいというのもあり、約41,000kmで交換です。
前にも書きましたが、以下のオイルです。
・エンジン:MOTUL 300V Le Mans 20W-60
・プライマリー:MOTUL 300V 4T FACTORY LINE 15W-50
・ミッション:MOTUL GEAR 300 75W-90

交換を始める前に、冷間時のオイルレベルを確認してみました。
アッパーレベルを超えている

なんと、アッパーレベルを超えています。ディーラーさん、大丈夫なの?

プライマリーはこんな感じです。
プライマリー

クラッチのダイヤフラムスプリング(ギザギザのついた黒い円盤)が少しオイルに浸かっている位でした。プライマリーオイルは、入れすぎるとクラッチの切れが悪くなりニュートラルが出づらくなるとサービスマニュアルに記載されています。

オイルを抜けやすくするために、近所を走ってきます。ちょうどガソリンが空に近かったのでついでに給油もしてきました。

ガレージに戻ってから交換開始です。出入口の扉を閉めてエアコンを全開にします。エアコン付のガレージで整備できることに感謝しなければいけませんね。

ダイナの場合、ドレンボルトはエンジン、ミッション、プライマリーと3か所あるので、ジャッキで車体を水平にしてからドレンボルトを外します。
全て5/8インチのレンチが適合します。
ドレンボルト

ピントが合っているのがエンジンオイルのドレンボルト、手前でボケているのがプライマリーのドレンボルトです。これらは車体の左側からアクセスします。
エンジンオイルのドレンボルトはサイドスタンドのストッパーが邪魔でソケットがはまらないので、ずらします。ちょっと力が要りますが、手でクルリと回すことができます。
そして、目視しづらいのとレンチを当てにくいのでジャッキアップして車体をまっすぐ立てる必要があります。

とりあえず、エンジンとプライマリーのドレンボルトを抜きます。

エンジンオイルは勢いなく、フィラーを外していてもチョロチョロと出てきました。距離相応に汚れていました。粘度はまだありそうな感じでした。
プライマリーオイルは少々汚れていますが、まだ透明度がある状態でした。

外したドレンボルトです。
ドレンボルト

お世話になっているディーラーではシールテープを使用しているとのことでしたが、確かにシールテープが巻いてありました。Oリングは状態を問わず新品に交換します。
ネジの先端にシールテープがついていませんが、これはオイルパン側にごっそりと残っていました。ピックツールとピンセットを駆使して取り除きます。

シールテープのカスを取り除くと、さらにオイルが抜けました。

こちらは、プライマリーのドレンボルトです。マグネットに鉄粉が若干付着しています。
プライマリーのドレンボルト

オイルが滴らなくなってきたら、一旦ジャッキを降ろして車体をサイドスタンドで立てます。エンジンオイルのドレンボルトは横向きについているので、これでさらにオイルが抜けます。
さらに、車体右側にあるミッションオイルのドレンボルトへアクセスしやすくなります。

ミッションオイルのドレンボルトは車体右側、かなりアクセスしづらい位置にあります。

ジャッキアップした状態だと目視することが難しいのでボルトの頭を痛める危険があります。

ミッションオイルのドレンボルトを外して、ミッションオイルを抜きます。
こちらはまだ十分に綺麗で、まだまだ使えそうな感じでした。

ミッションオイルを抜いている間に今度はオイルフィルターを交換します。フィルターレンチは昔ビューエルに乗っていたころに買ったものが使えたのでラッキーでした。

フィルターを外す前に、フィルターと車体の間に純正のオイルキャッチャー(品番:63794-10)を設置します。これでフィルターからこぼれるオイルで車体を汚さずに済むはず。
63794-10

でしたが、結局汚れましたw フィルターの付け根にウェス等を置かないとどうしても隙間からオイルがこぼれます。

新しいフィルターにはオイルを予め入れるとか色んなサイトで書かれていますが、サービスマニュアルには特に何も書いていません。私は入れたオイルがこぼれて車体を汚すのが嫌だったので、フィルターの1/3くらいまでしかオイルを入れませんでした。

新しいフィルターを装着して、こぼれたオイルを掃除し終わったら再びジャッキアップして車体をまっすぐにします。すると、残りのミッションオイルが抜けます。

ミッションオイルがしたたっている間に、エンジンとプライマリーのドレンボルトを締めます。締める前に綺麗に清掃して新品のOリングを装着し、シールテープを巻きました。

ドレンの奥にシールテープのカスが残るのが嫌だったのでネジの先端部分には巻かないようにしました。シールテープをハサミでカットして幅を調節します。

次にプライマリーオイルを入れます。

純正のプライマリーオイル用ファンネル(品番:63797-10)を使用してみましたが、MOTULのボトルは先が象の鼻のように伸びるのでなくてもオイルをこぼさずに注入することができました。

ハーレーのサービスマニュアルには、プライマリーオイルのレベルが記載されていません。容量の指定のみで、0.95Lです。交換前に確認しておいたレベルで大体この容量になるようです。

クラッチカバーを取り付ける前に、パッキンを外して清掃します。

なんだかパッキンの外側に回ったオイルが乳化していました。綺麗に清掃してパッキンを装着し、クラッチカバーを取り付けます。
クラッチカバー取り付けボルトは5本あるので、対角順に数回に分けて締めます。
これでプライマリーは完了です。

そろそろミッションオイルが抜けきっているはずなので、バイクをジャッキから降ろします。

ミッションオイルのドレンにもシールテープのカスが残っていたので綺麗に清掃してからドレンボルトを締めました。

これですべてのドレンボルトが締まりました。

次にミッションオイルを入れます。
ミッションオイル

ミッションオイルのレベルは、車体をサイドスタンドで立たせてから、ディップスティックを締めこまないで計測します。
レベルの幅は非常に狭くてシビアなので慎重にオイルを足しつつこまめにレベルを確認しました。

最後に、エンジンオイルを入れます。
まずは2L缶を1本全部投入。その後、もう1本を少し(200ccくらい?)いれて様子を見ます。

が、この時点でレベルゲージを確認するとすでにFULLを越えてしまっています。なんで??
とりあえず、エンジンを始動してオイルを循環させます。フィルターにはあまりオイルが入っていないので少しレベルが下がるはずです。

2分ほどアイドリングさせてから再びレベルゲージを確認すると、なんと適量になっていました。
何度かレベルを確認して、さらにもう一度エンジンをかけてしばらく放置し、またレベルを確認しましたが適量だったので良しとしました。

ちなみに、エンジンオイルのレベルは、車体をサイドスタンドで立たせてから、ディップスティックを締めこんで計測します。

最後に、車体に付着したオイルをパーツクリーナーで綺麗に清掃してから作業完了です。

昔はほとんどの整備を自分でやっていたのですが、ダイナに関しては初めてのオイル交換でした。
久しぶりだったのでもう楽しくて、没頭してやってしまいました。バイクいじりは楽しいですね。

最後に、オイル交換関係の情報です。

締め付けトルク

場所 トルク(Nm)
ドレンボルト(全部) 19.0~28.5
クラッチカバー 9.5~12.2

純正消耗品

品名 純正品番 備考
ドレンボルトOリング 11105 エンジン、ミッション、プライマリー共通、内径10.8mm、太さ2mm
クラッチカバーガスケット 17369-06 11105 x 3個付
オイルフィルター 63798-99A(クローム) 63731-99A(ブラック)

nekopunch について

東京在住。クルマとバイクをこよなく愛するIT社畜です。
カテゴリー: FXDL, メンテ・修理.

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