TZR250(2XT) エンジンオーバーホール(その5)

TZR250(2XT) エンジンオーバーホール(その4)からの続き

★内燃機加工・他★

当初、せっかくバラしたんだからクランクベアリングの交換だけでもやっておこうと思って内燃機屋さんに電話してみました。電話してみると、見てあげるから持ってきてごらん、と言われたのでクランクを持って内燃機屋に行きました。

持っていって見てもらうと、大端ベアリングはすぐにダメになるから、変えておいた方が良いと言われたので、クランクベアリングと大端ベアリングの交換をお願いしました。

数日後、内燃機やさんから電話があり、なんと、クランクピンに剥離現象が起きており、このままだとOHしても持たない、と言われました。

私   :で、どうすれば良いんでしょうか・・・?
内燃機屋:クランク交換だね!
私   :・・・・・
内燃機屋:もしかしたらクランクピンだけか、クランクサブアッセンブリで部品でるかもよ。
私   :そうですか・・・ちょっと、考えさせて下さいorz

で、帰ってパーツリスト調べたらクランクサブアッセンブリで部品が出るみたいなので、それに賭けることにしました。当初よりも予算がかかってしまいますが、せっかくバラしたのだからあまり妥協したくありませんでした。

結局、あとから色々と作業を依頼してしまい、かなりの金額になってしまいましたorz でも、普段足を踏み入れることのない内燃機屋さんにいって、色々と話を聞くことができたのは楽しかったですし、ためになりました。

お約束ですが、このブログを参考に作業された場合において、いかなる場合でも責任は持てませんので、あくまで自己責任で作業を行って下さい。




これが、クランクサブアッセンブリです。これは、ダメになったやつですが、この両側に外板が付いてクランクアッセンブリとなります。




マジックで印が付いている部分が、剥離現象が起きているところです。クランクピンの表面が微妙にプツプツしており、高回転で回転した時に広がるそうです。

エンジンに水が入ると出来やすいそうですが、私の場合、オイルがガソリンで流されてしまったために腐食していたようです。




クランクサブアッセンブリが入っていた箱です。まだ部品が出ました。お値段は思っていたよりも安く、定価17,600円でした。

※但し、2004年8月の値段なので、今後は値上がりしたり、欠品する可能性も有ります。




復活したクランクです。

なんと、内燃機屋の口車に乗せられて芯だしとバランス取りまでやってしまいました!

クランクウェブに開いている穴が、バランス取りの跡です。




サービスで、コンロッドの重量合わせもやってくれました。微妙に削った跡があります。




大端、小端のホーニングもやってます。写真ではわかりづらいですが、しっかりクロスハッチがついてます。




シリンダのホーニングも、この通り。

もう、ヤケになってます。やれるところは、全部やろう。。。orz

新品ピストンも一緒に渡して、クリアランス合わせもやってもらいました。




ピストンも新品を調達しました。内燃機屋オススメ!のピストンオイルポケット溝加工です。

シリンダのクロスハッチに加えて、ピストンに薄く溝を切ることによりオイル溜まりを作る加工です。

焼き付くワケにはいかない、エンジングライダーのお客さんに好評だそうです。




新品のピストンと外したピストンを比べます。

微妙に形が違いますが・・・・。




こちらは外したピストンです。

これって、1KT用なんでしょうか・・?前のオーナーが変えたのかも知れません。




こちらは新品ピストンです。ちゃんと2XTと刻印されています。




シリンダから外したばかりのYPVSバルブは真っ黒でした。

奥に見えるのはカーボン汚れを落としたバルブです。

これを少々加工します。




こちらは自分で加工したYPVSバルブです。右が加工前、左が加工後です。

段差を削って、鋳肌を落としました。ほぼ、鏡面に近いです。




別のアングルから。

左が加工前、右が加工後です。

ネジ穴近辺の肉厚の違いがわかるでしょうか。




シリンダもサンドブラストでキレイにします。これは、ブラスト前の写真です。

ブラストしたくない所にはガムテープで3重にマスキングします。




これがブラスト後です。塗装したみたいにキレイになりました。

自分でやってみると、結構病みつきになります。

ブラストは、江戸川区の不二製作所にて、タイムレンタルと言うシステムをつかって自分でやりました。
※このタイムレンタル、現在はやっていないようですね。残念です。




チャンバーもブラストしました。まるでシルバーで塗装したようにキレイになりました。

放っておくと直ぐに錆が発生するので、この後、耐熱ブラックで塗装しました。




フロントフォークのアウターチューブも、サンドブラストでキレイにしました。

腐食していた部分もすっかりキレイになりました。

これは、上からクリアを吹いて仕上げました。




ステップ類もこの通り。まるで新品の様になりました。

マジで病みつきになります。ブラストキャビネットが本気で欲しくなりました。



TZR250(2XT) エンジンオーバーホール(その6)に続く

nekopunch について

東京在住。クルマとバイクをこよなく愛するIT社畜です。
カテゴリー: バイク.

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